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ザ・モチベーションショップ

大阪・西天満の間借りカレー店
記事ノート
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2026年9月7日現在
この項目では、大阪・西天満のカレー店について説明しています。メディア出演・掲載の全履歴については「ザモチのメディア掲載」を参照してください。
ザ・モチベーションショップ
THE MOTiVATiON SHOP
ザ・モチベーションショップ外観大阪市北区西天満の店舗
通称ザモチ
業態間借りカレー店
開業2020年10月1日
所在地大阪府大阪市北区西天満4-8-1
老松通り
間借り先BARゆとりちゃん
店主メイドインアリサ
キャラクターザモチのコアラくん(2025年4月〜)
主な料理欧風カレー、カツカレー、モチベーションキーマカレー、週替わり限定カレー
席数カウンター7席+テーブル3卓
営業時間火〜土 11:00〜16:00
(L.O. 15:30)
定休日日・月
決済現金、PayPay
公式サイトザ・モチベーションショップ公式HP

ザ・モチベーションショップ(英: THE MOTiVATiON SHOP)は、大阪府大阪市北区西天満にある間借りカレー店。通称はザモチ。2020年10月1日に開業した。[1] 昼間のみ営業する間借り形態をとり、開業当初は「モチベーションキーマカレー」1種類を中心とした構成で営業を開始した。その後、曜日限定だったカツカレーの人気が高まり、開業から約3年後にはメニューの軸をスパイスカレーから欧風カレーへ移行した。[2][3]

「モチベーションの上がるカレーショップ」を掲げ、料理だけでなく、回数券、週替わり限定、写真企画、ステッカー、店内BGM、オリジナル楽曲、Webコンテンツなどを含めた独自の店文化を形成している。2025年に5周年、2026年10月に6周年を迎える。

概要[編集]

ザ・モチベーションショップは、夜間に営業する店舗「BARゆとりちゃん」の空間を昼間に使用する形で営業している。店主と間借り先の店主は、かつてタワーレコード梅田大阪マルビル店で働いた先輩・後輩の関係にあり、その人間関係が間借り営業へとつながった。[4] 開業時から自前の実店舗を取得する形ではなく、設備を共有しながら昼営業に特化する形態を選択している。

正式名称は「ザ・モチベーションショップ」。英字表記は「THE MOTiVATiON SHOP」。通称「ザモチ」の響きは、店主が好むハリウッドザコシショウの呼称感から着想を得たものとされる。[5]

開業時にはスパイスカレーを主軸としていたが、カツカレーへの嗜好と来店客の反応を受けて商品構成を変化させてきた。現在は欧風カレーを軸に、ロースカツ・チキンカツを合わせたカツカレー、創業時からレシピを変えていないモチベーションキーマカレー、週替わり限定カレーなどを提供している。[6]

沿革[編集]

開業前[編集]

店主は当初から独立店舗の開業を目標としていたわけではなく、間借りという小さな形から始める方法を選んだ。間借り先「BARゆとりちゃん」の店主・換気扇さんとは、かつてタワーレコードで働いていた頃からの縁がある。換気扇さんが難波・味園ビルで始め、のちに西天満で再始動した「ゆとりちゃん」の昼時間帯を使う形で、ザモチの出店へとつながった。[41][1]

2020年の開業準備期には、ザモチのオープン15日前まで別の仕事を続け、営業準備と並行して開業に必要な作業を進めた。間借り先との取り決め、設備の確認、営業許可などを整え、コロナ禍の只中で昼営業のみのカレー店として準備を進めた。[1][7]

店の名称には「モチベーション」を据え、カレーだけでなく、身につける物や店に置く物まで含めて「気分が上がる」ことを店の方向性としていた。初期にはカレーと並行して独自の物販・グッズ展開も行い、後年まで続く「食べ物以外も店の一部」とする姿勢につながった。

2020年:創業[編集]

2020年10月1日、新型コロナウイルス感染症の流行下に大阪・西天満で開業。[1] 当初のカレーは「モチベーションキーマカレー」1種類で、現在の欧風カレー主体の構成とは大きく異なっていた。オープン直後のメニューでは、カレー以外のフードとして「スタンドフライドポテト」が掲載されていた記録も残る。[8]

開業時の器は真っ白の無地皿だった。後年の公式noteには「開店当初は宮内窯」とする記述があるが、2026年の6周年年表整理時に店主が「開業時は白無地の皿で、宮内窯へ変えたのは約1年後」と訂正している。[9]

2021年:父の死、カツカレー図鑑、器の変化[編集]

開業から約3か月後の2021年1月、店主の父が突然死去した。コロナ禍のためすぐに会うことができず、約1週間後にようやく対面した。店主はこの出来事を、「この先の人生で、これ以上につらいことはないと思うほどだった」と振り返っている。突然の出来事に憔悴し、何も食べられない日が続き、箸を持つことすらつらいほど気力を失っていたという。[1][10]

葬儀を終えた後、たまたま入ったとんかつチェーン店で、スプーン一本で食べることのできるカツカレーを口にした。それまで食べ物が喉を通らなかった中で、その一皿は不思議なほど食べることができ、「おいしい」と感じた。店主は後に、この時にカツカレーから元気をもらった感覚を「カツカレーってすごい」と強く記憶したと語っている。この体験は、カツカレーを単なる好物ではなく、気持ちを持ち上げる食べ物として捉える原点になり、その後の食べ歩きやザモチの方向性にもつながっていった。[43]

2021年2月末ごろ、カツカレーの食べ歩き記録を残すInstagram「カツカレー図鑑」を開始。そこで大きな役割を担ったのが、間借り先「ゆとりちゃん」の店主である換気扇さんだった。換気扇さんがロゴを制作したことで個人の食べ歩き記録に明確な“顔”が生まれ、さらに冊子化を提案。緊急事態宣言によって「ゆとりちゃん」を営業できない時期が続く中、「何かおもしろいことができないか」と考え、フリーペーパーとしての「カツカレー図鑑」を形にした。以後もデザイン、構成、裏表紙の挿絵などを担い、「カツカレー図鑑」の世界観を形づくるキーパーソンとなった。[42]

同年、雑誌『Meets Regional』2021年9月号「大阪スパイスカレーIII」の企画「大阪カツカレー研究」に参加。大阪のカツカレー店を取材し、それぞれの要素を取り入れて“自分なりの究極のカツカレー”を作る企画を通じ、期間限定の「ザモチ #カツ活 カツカレー」を制作した。この経験は、当時まだスパイスカレー主体だったザモチが、後にカツカレーと欧風ルーへ比重を移していくうえでの早い段階の研究・試作となった。[44][43]

開業からおよそ1年後、島根県江津市の「宮内窯」に特注皿を依頼し、器を変更した。宮内窯は店主の生まれた街にあり、祖母宅の近くに位置する窯元である。[9] これにより、料理の見た目にも初期のザモチ独自の個性が加わった。

同年からテレビ・Web・雑誌などへの露出も増え、関西ローカルの番組や地域メディアを通じて認知が広がった。掲載履歴は別ページにまとめられている。

2022年:カツカレーへの傾倒[編集]

当初、カツカレーは毎日提供される定番ではなく、曜日限定メニューだった。「カツカレーの日」は火曜日で、徐々にその日を目当てに来店する客が増加した。[11] 2022年の取材では、店主自身がカツカレーへの傾倒を強め、店の方向性としてカツカレーを大きく扱い始めていたことが確認できる。[4]

この時期には、13時以降限定の「裏ザモチ」と呼ばれる小さめのカツカレーを提供した記録もあり、ライス130g、チキンカツ・ロースカツ・カツ無しなど独特の選択肢があった。[12] また、エゾシカを使ったカレーやカツの試作・提供も進み、後の定番・限定メニュー群へつながっていった。

2023年:回数券と欧風カレーへの転換[編集]

2023年4月、喫茶店のコーヒーチケットをヒントにした「カツカレー回数券」の販売を開始した。10回分のカツカレーをまとめて購入する仕組みで、後にザモチを代表する制度の一つとなった。[15][39]

開業からおよそ3年となる同年後半、メニューの中心をスパイスカレーから欧風カレーへ移行した。[3] これは現在のザモチの料理構成を決定づける大きな転換点となった。創業時のキーマカレーは残しつつ、カツとの相性を重視した欧風ルーを軸にメニューを再構成していった。

また、2023年11月初め、開店から3年を過ぎた頃に、めぐちゃんが店を手伝い始めた。[13] 2020年10月の開業からめぐちゃんが加わるまでのおよそ3年間は、仕込み、接客、会計、片付け、SNS更新など、営業に関わるほぼすべてを店主が一人で担っていた。[14]

2024年:3人体制への移行と現在の店舗像[編集]

2024年4月頃、店主はブロック肉の仕込みや重い寸胴鍋の上げ下ろしを長期間続けた負担から体調を崩し、腕が上がらなくなるなど営業継続が難しい状態になった。店主自身が「もう続けられないかもしれない」と考えていた時期に、夜の「BARゆとりちゃん」に通い、ザモチにも頻繁に来店していた常連客のだいちゃんが厨房を手伝うようになった。だいちゃんには調理経験があり、調理師免許も所持していたことから、厨房を担う存在として加わり、店主・めぐちゃんだいちゃんの3人体制となった。[18]

2024年5月24日〜26日には、東京・新宿歌舞伎町で開催されたフードフェス「偏愛横丁」に、カツカレーを偏愛対象とする「偏愛プロデューサー」として参加。神奈川県ブースの「モチベーション爆揚げ!ロースカツカレー!」をプロデュースした。店内で一皿を作るだけでなく、カツカレーというジャンルそのものを店外のイベントで企画・監修する活動へ広がった出来事で、ザモチと「カツカレー図鑑」の活動が外部イベントへ接続した大きな節目となった。[45]

同年、開業から約4年後に現在の赤いラインとロゴを配したオリジナル皿へ変更した。[9] 制作にはまとまった費用が必要だったため、店主は独自に「セルフクラウドファンディング」を実施。1口3,000円で、新しいオリジナル皿1枚と「必ずザモチグッズが当たるスクラッチ」を返礼とし、Googleフォームで支援を募った。用意した皿は募集開始から3日間で完売した。[40]

この器の変更に合わせて、開業初期から使用していたカラフルなロゴも、赤と白を基調とする現在のロゴへ刷新された。さらに看板、提灯、スプーン、紙ナプキンなど店舗全体の見え方も統一され、皿作りを起点とした「ニューザモチ」へのリニューアルへ発展した。旧皿はセルフクラウドファンディング参加者へ先着で譲渡され、家庭で使われる様子がSNSに投稿されるなど、店外にも旧ザモチの器が残ることとなった。[16][40]

この頃までに、欧風カレーとカツカレーを核としつつ、エゾシカ、ハンバーグ、海鮮、焼肉系など多様な限定カレーを展開する現在の営業スタイルが定着していった。

2025年:コアラくん誕生と5周年[編集]

2025年4月、店のオリジナルキャラクター「ザモチのコアラくん」が誕生した。以後、看板、店内掲示、Webコンテンツ、グッズ、周年企画など店内外のさまざまな場所に登場し、ザモチを象徴するキャラクターの一つとして定着した。[39]

2025年10月1日に5周年を迎えた。周年期間には欧風カレー500円、回数券企画、SNS限定トッピングの復活など複数の企画を同時に実施し、店主は後に「5年間でいちばん忙しい4日間」だったと振り返っている。[14]

5周年記念として、第1曲「もちもちザモチ」と第2曲「もちもちザモチ〜BETSUBARA〜」の2曲を発表した。作詞・作曲は間借り先の店主・ゆとりちゃん。[17][39]

2026年:公式HP・広島展開・冷蔵庫トラブル[編集]

2026年7月5日、ザモチ公式ホームページを公開。それまでInstagramに集中していた営業時間、定休日、メニュー、支払い方法などの公式情報を、自店で管理するWebページへ集約した。[19] サイトは現代的な飲食店サイトではなく、平成期の個人ホームページを思わせるレトロな構成を意図的に採用している。

同年、ザモチの常連が広島でザモチのルーを受け継ぐ「キンシップ店」の構想が具体化し、「ザ スマッシュ」を第1号として位置づけた。ザモチではこれを支店、フランチャイズ、単なる卸売ではなく、同じルーの味を受け継ぐ「味の血縁関係」に近い店として定義している。[20]

8月には、20年以上使用されていた厨房の台下冷蔵庫が故障。修理不能と判断され、買い替えが必要になった。[21] これを受け、エゾシカカツカレー回数券、トッピングチケット、コーヒーなどを組み合わせた「セルフチャリティー」企画を実施。多数の常連客・来店客から支援を受け、新しい冷蔵庫への入れ替えを完了した。[22]

店舗と営業形態[編集]

店舗は大阪市北区西天満4-8-1、老松通り沿いに位置する。昼間のみ「BARゆとりちゃん」の店舗を使用する間借り営業で、現在はカウンター7席とテーブル3卓を備える。開業当初はカウンター7席のみで営業していた。[23] 店舗の規模や設備に制約がある一方、開業時から間借りという形そのものを柔軟な働き方として受け入れてきた。

通常営業時間は火曜日から土曜日の11時〜16時、ラストオーダー15時30分。定休日は日曜日・月曜日。13時以降は比較的ゆったりする時間帯として案内されている。[24]

店内は料理だけでなく、ステッカー、ガラケーのモック、ゲーム・音楽関連物など、店主の嗜好や制作物が混在する空間として発展した。かつてはブックコーナーやゲーム機を置いていた時期もあり、飲食以外の要素が店の個性の一部となっている。[25]

料理[編集]

モチベーションキーマカレー[編集]

創業時から存在するザモチの原点。2020年の開店当初は、このキーマカレーを中心とした1種類のカレーから営業を始めた。現在までレシピを大きく変えずに残るメニューで、食感のアクセントとして筍を使用する。卵黄をのせる構成も特徴の一つである。[26]

欧風カレー[編集]

現在のザモチの中心となるカレー。開業から約3年後にスパイスカレー中心の構成から移行し、具材が形として残るタイプではなく、食材を煮溶かしてソースに近い状態へ仕上げる方向性をとる。カツ、卵、野菜、肉類など幅広いトッピングとの組み合わせを前提に設計されている。

カツカレー[編集]

店主が最も強く推すメニューの一つ。ロースカツとチキンカツを定番とし、ロースにはさつまいもを食べて育った三元豚、チキンには国産若鶏の胸肉を使用する。[27] 店主は「完璧なカツカレー」を構成する要素として「カツ・米・ルー」の三つを挙げ、三者のバランスを重視している。[28]

カツカレーは当初から定番だったわけではなく、火曜日限定から始まった。人気の高まりと店主自身のカツカレーへの傾倒が重なり、店の象徴的メニューへと変化した。

週替わり限定カレー[編集]

定番とは別に週替わりの限定カレーを提供する。限定候補にはハンバーグ、牛すじ、ホルモン、海老、帆立、シーフード、牛ミスジ、芳醇チキンなど多様な種類があり、同じメニューでも再登場まで期間を空けるなどローテーションを行う。

限定メニューを毎週一人で決める負担から、店主が「もうお客さんに決めてもらえばいい」と考えたことをきっかけに、SNS投票によって翌週の限定を決める企画も行うようになった。[29]

辛さ・トッピング[編集]

辛さの調整や多数のトッピングを用意する。「えぇ辛さ」には国産の生青唐辛子、「危辛」にはキャロライナ・リーパーの生唐辛子を使用する。[30] 卵、アボカド、フライ類、肉類などを組み合わせることで、限定カレーがない週でも非常に多数の組み合わせが成立し、店主が計算した定番カレーの組み合わせ総数は3億1876万7104通りとされる。[31]

器とデザイン[編集]

ザ・モチベーションショップ 初代ロゴ
開業初期に使用していたカラフルな初代ロゴ

ザモチの器は営業の変化とともに変遷している。開業時は白い無地皿を使用し、約1年後に島根県江津市の宮内窯へ特注した陶器へ変更。その後、開業から約4年後に白地へ太い赤いラインを入れ、中央にロゴを配した現在のオリジナル皿へ移行した。[9]

ロゴも器の変更と連動している。開業初期は黄色・ピンク・緑・青などを組み合わせたカラフルなロゴを使用していたが、現在のオリジナル皿へ変更するリニューアルの際に、赤と白を基調とした現行ロゴへ刷新された。現行ロゴは皿だけでなく、看板や店内掲示、グッズなどにも用いられ、現在のザモチの視覚的な基準となっている。[1][16]

時期位置づけ
2020年10月〜真っ白の無地皿開業時に使用
開業約1年後〜宮内窯の特注皿店主の故郷・島根県江津市の窯元による陶器
開業約4年後〜赤ライン+ロゴのオリジナル皿現在のザモチを象徴する器

現行皿への変更は単なる食器交換に留まらず、提灯、看板、スプーン、紙ナプキンなどの見え方を統一する契機となった。[16]

カツカレー回数券[編集]

カツカレー10回分をまとめた回数券。2023年春に販売を開始した。発想の元は喫茶店のコーヒーチケットで、店主が思いついた翌日にチケット用紙を購入して始めたとされる。[15] 店で保管して壁に貼る方式と、購入者が持ち帰る方式の双方がある。

最大の特徴は有効期限で、通常の日付ではなく「お店が潰れるまで」とされる。転勤、産休、生活環境の変化などで来店間隔が空いた場合でも、店が続く限り使用できる仕組みである。[32]

価格上昇や設備トラブルなど店側に大きな支出が生じた際には、回数券キャンペーンを「先に未来のカレーを買ってもらう」資金調達・応援の仕組みとして活用することもある。2026年の冷蔵庫故障時には、エゾシカカツカレー回数券がセルフチャリティー企画の中心の一つとなった。

独自企画と文化[編集]

カレー写真買い取り制度[編集]

来店客が撮影したカレー写真を1枚10円で買い取る企画を実施したことがある。来店客の写真を店舗の記録として残す発想から生まれた企画で、店と客が一緒にアーカイブを作る仕組みの一つとなった。[33]

フリーステッカー[編集]

店内にはオリジナルステッカーを自由に持ち帰れるコーナーがあり、制作費は来店客からの募金によって賄われる。[34] ステッカーは店舗ロゴや店主のデザインを用いたものなど複数存在し、無料配布物でありながら店の名物の一つとなっている。

店内BGM[編集]

店内BGMは、単に店主の好きな曲を並べるのではなく「カレーを食べる時にマッチするか」を基準に選曲されている。[35] Apple Musicで公式プレイリストも公開されており、店外でも聴くことができる。

オリジナルソング[編集]

5周年時に、第1曲「もちもちザモチ」と第2曲「もちもちザモチ〜BETSUBARA〜」を制作した。歌詞ではカツカレー回数券が「未来へのチケット」と表現されるなど、店の実際の制度・メニュー・言葉が盛り込まれている。[17]

公式ホームページとWebコンテンツ[編集]

2026年に公開した公式HPは、平成期の個人サイトを思わせる表示、点滅文字、アクセスカウンター、写メ日記などを取り入れたレトロな構成を採用している。[19] また、コアラのキャラクターが来店者の気分に合わせてカレーを選ぶ「メニューコンシェルジュ」などのWebコンテンツも制作している。

カツカレー図鑑[編集]

店主はザモチとは別に、全国で食べたカツカレーを記録する個人アーカイブ「カツカレー図鑑」を制作している。2021年2月末ごろにInstagram上の個人的な食べ歩き記録として始まり、フリーペーパー、グッズ、イベント、監修などへ展開した。[43]

この活動を初期から形にした人物が、間借り先「ゆとりちゃん」の店主・換気扇さんである。換気扇さんは「カツカレー図鑑」のロゴを制作し、緊急事態宣言で「ゆとりちゃん」を開けられない時期に冊子化を提案。紙面のデザインや構成、裏表紙の挿絵などにも関わり、その後も図鑑の視覚的な世界観を作る存在となった。店主が「食べて、撮って、書く」役割を担い、換気扇さんがデザインと構成を担う関係は、カツカレー図鑑の特徴の一つである。[42]

キャラクター[編集]

ザモチのコアラくん[編集]

2025年4月に誕生したザモチのオリジナルキャラクター。誕生後は看板や店内掲示をはじめ、公式ホームページ、メニューコンシェルジュ、周年企画、ノベルティやグッズなどへ登場範囲を広げ、店舗の各所で見られる存在となった。ザモチの世界観を視覚的に担うキャラクターとして、来店客にも親しまれている。[39]

キンシップ店[編集]

「キンシップ店」は、ザモチのルーを受け継ぐ店舗を指すために独自に用いている名称。「キンシップ(kinship)」が血縁・親族関係を意味することから、フランチャイズ、支店、単純なルー卸ではなく「味でつながる血縁関係」のような店として説明される。[20]

第1号は広島の「ザ スマッシュ」。ザモチへ通っていた常連が運営し、ザモチと同じルーの味を受け継ぐ一方、トッピングや盛り付けなどは各店の個性を認める考え方を採用している。

主な出来事・エピソード[編集]

父の死とカツカレー
開業から約3か月後に店主の父が突然死去。コロナ禍の影響で約1週間後まで対面できず、店主は「この先の人生で、これ以上につらいことはないと思うほどだった」と振り返っている。何も食べられず、箸を持つことすらつらいほど気力を失っていたが、葬儀後に立ち寄ったとんかつチェーン店で、スプーン一本で食べられるカツカレーを口にした。それまで喉を通らなかった食べ物を「おいしい」と感じ、食べることができた経験が、後のカツカレーへの強い思いの原点となった。[1][43]
換気扇さんとカツカレー図鑑
2021年、店主が始めたカツカレーの食べ歩き記録に、間借り先「ゆとりちゃん」の店主・換気扇さんがロゴを制作。緊急事態宣言で「ゆとりちゃん」を営業できない期間に、換気扇さんがフリーペーパー化を提案。以後、デザイン、構成、裏表紙の挿絵などを担い、「カツカレー図鑑」を個人の記録から継続的な活動へ広げるキーパーソンとなった。[42]
スプーン曲げ事件
自称マジシャンを名乗る来店客に店のスプーンを曲げられた出来事。後に店の歴史に残る出来事として記録されている。[36]
偏愛横丁
2024年5月24日〜26日、新宿・歌舞伎町で開催された「偏愛横丁」にカツカレーの偏愛プロデューサーとして参加し、「モチベーション爆揚げ!ロースカツカレー!」をプロデュースした。ザモチの店内営業や個人の食べ歩き記録を越え、カツカレーというジャンルを外部イベントで企画・監修する活動へ広がった象徴的な出来事。[45]
オリジナル皿のセルフクラウドファンディング
2024年、欧風カレーへの転換に合わせて現在のオリジナル皿を制作するため、店主が独自にセルフクラウドファンディングを実施した。1口3,000円で「新しい皿1枚+必ずザモチグッズが当たるスクラッチ」を返礼とし、Googleフォームで募集。用意した皿は3日間で完売した。皿の制作をきっかけにロゴも現在の赤白デザインへ刷新され、看板、提灯、スプーン、紙ナプキンなども統一されるなど、店舗全体のリニューアルへつながった。旧皿は参加者に先着で譲渡された。[40]
常連夫婦の記念撮影
営業終了後の店内で、常連夫婦の人生の節目となる記念撮影を行った。カレー店を「人生の一枚」を残す場所として使った例として、後にnoteでも記録された。[37]
冷蔵庫トラブル
2026年8月、20年以上前の業務用台下冷蔵庫が故障し、約30万円規模の買い替えが必要になった。これをきっかけに複数の支援商品を販売し、大きな反響を得た。[21][22]

周年[編集]

周年主な記録
1周年2021年開業1年。器を宮内窯の特注皿へ変更した時期と重なる。
2周年2022年エゾシカを使った複数の料理を組み合わせた周年プレートなどを展開。
4周年2024年エゾシカを強く打ち出した周年限定などを展開。
5周年2025年欧風カレー500円、回数券企画、限定トッピング復活、記念ソング「もちもちザモチ」などを実施。
6周年2026年10月1日に6周年を迎える予定。周年に向け、店の歴史やこれまでの歩みを整理している。

メディア掲載[編集]

開業後、テレビ、雑誌、Webメディア、ラジオ、フリーペーパーなどで取り上げられている。以下は2026年9月7日時点で確認している掲載・出演履歴である。[38]

年月日種別媒体・番組内容
2026年
2026.07.26WEBEYESCREAM「[Wandering Osaka]#11 イーグル野村と巡るTHEモンゴリアンチョップス、ザ・モチベーションショップ、十四才」
2026.01.19テレビABCテレビ「なるみ・岡村の過ぎるTV」「大阪勝飯グルメ」で紹介
2025年
2025.12.27雑誌Meets Regional 2026年2月号特集「THEカツカレー。」に掲載
2025.05.26テレビフジテレビ「孝太郎&栞里&卓志の人生が広がる!偏愛グルメ旅」カツカレーの“偏愛人”としてメイドインアリサが出演
2025.04.06テレビNHK「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」「今や国民食!『カレー』のお金のヒミツ」に登場
2025.03.11WEBしっとんか大阪/Discover Osaka「大阪ネオ・とんかつブーム!?日本一分厚いかつ丼、銘柄豚推し、熟成カツサンドなど…カツカレーマニアおすすめの名店8選」
2025.02.22テレビ読売テレビ「今田耕司のネタバレMTG」「カツカレーの日」にちなんだカツカレー特集で紹介
2025.02.22WEBFRIDAYデジタル「本場インドの味からハイレベルなカレーまで!2025年にバズる至高のカレー【名古屋・大阪編】」
2024年
2024.12.10WEBOCEANS「トレンド最先端「ネオ・カツカレー」の衝撃!カレー細胞が推す、期待の3軒を紹介」
2024.08.30WEBオレンジページの学校「間借り営業のカレー屋「ザ・モチベーションショップ」の斬新な店づくり」
2024.07.25WEBヘンとネン「辛味と痺れが群雄割拠!西の最強麻婆豆腐は?マーボー探偵潜入ツアー【大阪蛇行案内/5歳さん】#瓦町仔鹿 #ザモチ #のざき」
2024.04.03テレビABCテレビ「これ余談なんですけど…」番組内で紹介
2023年
2023.12.15WEB大阪駅周辺ガイド do-ya?「3年で6000食!グッズ100種!カツカレーマニア・メイドインアリサのパワーの源【ハイパー偏愛図鑑 Vol.03】」
2023.10.30WEBヘンとネン「3日食べないと禁断症状!人生を変えたカツカレーは死ぬまでズッ友 by メイドインアリサ(THE MOTiVATiON SHOP店主/カツカレーマニア)#超生命体の偏愛図鑑」
2023.06.13テレビeo光チャンネル「キラスマ」メイドインアリサが出演
2023.05.23雑誌SAVVY 2023年7月号ザモチを掲載
2023.02.27テレビABCテレビ「なるみ・岡村の過ぎるTV」「尾上右近に食べて欲しい!大阪カレー」にメイドインアリサが出演
2023.01.13テレビTBS「熱狂!1/365のマニアさん」カレー企画にメイドインアリサが出演
2023.01.04雑誌Meets Regional 2023年2月号特集「街ごと!大阪万博。」に掲載
2022年
2022.10.19テレビ関西テレビ「よ~いドン!」「となりの人間国宝さん」に出演
2022.08.24テレビMBS「アインシュタインの愛シタイン」「カツカレー店&最新キッズジムで違うんちゃ~ん!?」で紹介
2022.06.30雑誌Meets Regional別冊「梅田・淀屋橋・本町」ザモチを掲載
2022.06.03WEBMARZEL「カツカレーで世界に羽ばたきたい!西天満『ザ・モチベーションショップ』のメイド イン アリサさんが語るカツカレーへの愛。」
2022.01.21WEBTRiP EDiTOR「カツカレー熱愛女子が教える「きっとハマる!大阪市内の激ウマ名店」たち」
2021年
2021.11.10テレビABCテレビ「今ちゃんの『実は・・・』」「銭湯中心の環状線 ナンバーワングルメタウン決定戦! 天満の激ウマグルメは実は…」で紹介
2021.11.01フリーペーパー北区魅力発信フリーペーパー「つひまぶ」vol.19「大阪スパイスカレー号」「間借りカレーの間借り方」に掲載
2021.07.30雑誌Meets Regional 2021年9月号特集「大阪スパイスカレーⅢ」に掲載
2021.03テレビ関西テレビ「よ~いドン!」「本日のオススメ3」で紹介
2021.01.26WEBanna「【2021年版】関西トレンド先取り♡ 注目の「最新フォトジェニックスポット」5選」
2020年
2020.12ラジオFM802「Poppin’FLAG!!!」「Stompin’FLAG!!!」で紹介

Web記事へのリンクを含む独立ページは「ザモチのメディア掲載」を参照。

関連項目[編集]

脚注・出典[編集]

  1. ザモチ6周年年表(店主確認)、2026年9月。開業日、開業前の並行準備、開業時の皿、父との対面時期など、年表制作時に店主が訂正・確定した情報。
  2. MARZEL「カツカレーで世界に羽ばたきたい!西天満『ザ・モチベーションショップ』のメイド イン アリサさんが語るカツカレーへの愛。」
  3. 「お皿が変わって1年。ザモチの“顔”ができるまで」、ザ・モチベーションショップ公式note。
  4. MARZEL 店主インタビュー。間借り先につながった人間関係、カツカレーへの傾倒など。
  5. 店主確認(2026年9月)。通称「ザモチ」の響きの由来。
  6. ザ・モチベーションショップ公式メニュー・店主確認。現行メニューの軸と、創業時から残るモチベーションキーマカレー。
  7. 「【前編】始まりは、辞める前提やった。──それでも5年続いた、ザモチのはじまり方。」、ザ・モチベーションショップ公式note。
  8. オープン直後のメニュー記録
  9. 店主確認による器の年表訂正。2026年9月。開業時=白無地皿、約1年後=宮内窯、約4年後=現行オリジナル皿。2025年の公式noteにある「開店当初は宮内窯」との記述は年表整理時に訂正された。
  10. 「6年目、あれから5年目。」、ザ・モチベーションショップ公式note。
  11. 店主確認および2022年当時のメニュー記録。「カツカレーの日」は火曜日。
  12. 「裏ザモチ」当時メニュー記録
  13. 「5年分のありがとうと、これからの話。──カレーと人と、ザモチの5年間。」、ザ・モチベーションショップ公式note。めぐちゃんが手伝い始めた時期。
  14. 「5年分のありがとうと、これからの話。──カレーと人と、ザモチの5年間。」、ザ・モチベーションショップ公式note。
  15. 「10回分のカツカレーに、少しの未来を託して。──ザモチとあなたの、10回先の約束。」、ザ・モチベーションショップ公式note。
  16. 「お皿が変わって1年。ザモチの“顔”ができるまで」
  17. 「ザモチ5周年記念ソング『もちもちザモチ』リリース!」
  18. 「5年分のありがとうと、これからの話。──カレーと人と、ザモチの5年間。」、ザ・モチベーションショップ公式note、および店主による2026年9月の年表確認。2024年春の体調不良とだいちゃん加入の経緯。
  19. 「遂に、ザモチの公式ホームページができました!」、ザ・モチベーションショップ公式note。
  20. 広島キンシップ店「ザ スマッシュ」に関する公式note
  21. 「ザモチ歴史上、大トラブルが発生した土曜日」、ザ・モチベーションショップ公式note。
  22. 「カレー屋を辞めるのが怖くなった話」、ザ・モチベーションショップ公式note。
  23. ザ・モチベーションショップ公式HP「営業案内」
  24. ザモチ公式案内・店主確認。営業時間、定休日、13時以降の案内。
  25. MARZEL 店主インタビュー(店内コレクション・ゲーム等)
  26. ザ・モチベーションショップ公式メニュー・店主確認。モチベーションキーマカレーの継続、筍、卵黄。
  27. ザ・モチベーションショップ公式メニュー。ロースカツとチキンカツの食材。
  28. ザモチのカツカレーに関する公式note。「完璧なカツカレー」の三要素。
  29. 「“決める側”に回れるカレー屋。」、ザ・モチベーションショップ公式note。
  30. ザ・モチベーションショップ公式メニュー。「えぇ辛さ」「危辛」。
  31. 公式noteおよび店主計算による定番カレー組み合わせ数。
  32. 「有効期限は、お店が潰れるまで。」、ザ・モチベーションショップ公式note。
  33. 5周年とザモチの独自企画に関する公式note。カレー写真1枚10円買い取り制度。
  34. 店主確認・店内掲示。フリーステッカーは来店客からの募金によって制作。
  35. ザモチの店内BGMに関する公式note
  36. 店主確認。来店客によるスプーン曲げの出来事。
  37. 「カレー屋で、人生の一枚を。」、ザ・モチベーションショップ公式note。
  38. ザ・モチベーションショップ公式HP「メディア掲載」。2020年〜2026年のテレビ、雑誌、Web、ラジオ等の掲載・出演履歴。
  39. 店主追記・年表補足(2026年9月7日)。2021年のカツカレー図鑑、2023年春の回数券販売開始、2024年春のだいちゃん加入、現行の席数、2025年4月の「ザモチのコアラくん」誕生、オリジナルソング2曲の表記などを補足・確定。
  40. 「お皿が変わって1年。ザモチの“顔”ができるまで」、ザ・モチベーションショップ公式note。現行皿の制作、セルフクラウドファンディング、ロゴ変更および店舗リニューアルの経緯。
  41. オレンジページの学校「間借り営業のカレー屋『ザ・モチベーションショップ』の斬新な店づくり」。換気扇さんとのタワーレコード時代からの縁。
  42. MARZEL 店主インタビュー(2ページ目)。換気扇さんによるカツカレー図鑑ロゴ、緊急事態宣言中の冊子化提案と制作。
  43. 大阪駅周辺ガイド do-ya?「ハイパー偏愛図鑑 Vol.03」。父の死後、葬儀後に食べたカツカレーが食べ歩きの原点になった経緯、および2021年のカツカレー研究。
  44. Meets Regional 2021年9月号「大阪スパイスカレーIII」。企画「大阪カツカレー研究」。
  45. 株式会社マルハン「イキすぎた愛と欲望のフードフェス『偏愛横丁』開催のお知らせ」。2024年5月24日〜26日、新宿・歌舞伎町で開催。メイドインアリサがカツカレーの偏愛プロデューサーとして参加。

外部リンク[編集]

カテゴリ: 大阪市の飲食店 | 日本のカレー店 | カツカレー | 西天満 | 2020年開業の施設
このページはザ・モチベーションショップの公式資料、公開取材、店主確認済み年表をもとに構成した「ザモチ大百科」です。Wikipediaそのものではありません。最終更新:2026年9月7日